高松〜徳島
1日目にこなすことができなかった徳島行きを無理矢理敢行。
滞在時間は1時間もないけど、無理矢理敢行。
四国フリーきっぷだからできる暴挙だ。
乗り放題って素敵ね(2日連続2度目)
そんなわけで、5時半起きして特急うずしお1号に乗り一路徳島へ。
ずっと寝てましたね。
徳島到着が7時半頃、駅周辺をうろつきまともに開いている店がどこもないことに愕然としたり、徳島城址は意外と遠い(駅の裏なのだが、徳島駅はなんかやたらとホームのない線路が連なってるので広い)ことがわかり、駅周辺の阿波踊りの痕跡を探したりして時間を潰した。
徳島に来た目当ては、朝8時から営業している徳島ラーメンのお店で朝ラーメンを食べること!
こんな無駄なこと、四国フリーきっぷだからこそできること。
徳島ラーメンは白と茶と黄の3種類があるそうだが、徳島市あたりは茶系らしい。
豚骨醤油ラーメンで生卵をポトリと落としていただくごはんによくあうラーメン。
攻撃性の低い家系ラーメン?みたいな雰囲気だろうか。
朝から食べるには重いかな?と思ったがスルスルいけた、美味かった。
朝から電車に乗ってやってきたかいがあるというものだ。
徳島〜高松
ホントにラーメンだけ食べて高松にとんぼ返り。
マジで何をしてるんだろ?とか今になったら思うが、その時は最高に冴えた方法だと心から思っていたりもした。
基本的に徳島行は高松の滞在時間を削ることによって生み出された時間を活用しているので、単純に高松観光が犠牲になったのだ。
栗林で降りて栗林公園ってのも考えたのだが、悲しいことに目をさますとそこは高松だった。
悲観しても仕方ないので、駅からすぐそこの玉藻公園に。
香川は栗林公園にしろ玉藻公園にしろ、開園が早い。
日本の観光地は始まるのが遅く、終わるのが早く、旅程を組むのが大変なのだ。ありがたい。
昨日観た今治城と共に日本三大水城に数えられる高松城跡を公園にしている。
前日は気づかなかったが、ことでんの高松築港駅って、高松城本丸に食い込んで配置されてるんだな。
お城の一部な駅ってすごい。
城跡を眺めたり、旧本丸御殿だったとい披雲閣の中に入れなくてショボーンとなったり、道に迷ったりしながら、お散歩していると、あれよあれよという間に高知行の電車の時間に。
最後に、いつかは行きたい香川の離島へ行くためのフェリー乗り場で、海と船を眺めて、高松をあとにするのであった。
高松〜高知
本日のメインディッシュ、高知城を目指し、高松から宇多津に、宇多津から特急南風に乗って高知へ。
特急南風、みなみかぜではなく、なんぷうだそうだ。
南国感あるわ。
この時、運良くアンパンマン列車にあたり、アンパンマンと仲間たちに囲まれながら高知へ向かうことができた。
高知駅についたら、取り敢えずとさでんに。
路面電車ですよ!路面電車!
関東だと、東京の都電荒川線くらいしか現存してない路面電車!
ここ数年で旅したところでも、札幌市内の市電くらいですかね。
テンションがまず上がります。
そしてはりまや橋のダイヤモンドクロッシング(線路の交差の仕方の種類)を目の当たりに!
日本でも数ヶ所しかないダイヤモンドクロッシング!
更にテンションが上がります。
城につく前にボルテージは最高潮です。
ボルテージMAXで高知城へ突撃し、現存天守を満喫。
歴史的価値の高さに尊さが溢れかえる。
思ったよりも満喫し過ぎてしまい、時間が中途半端なことに。
桂浜に行くには時間が足りず、ごはんを食べるには早すぎる、そんな時間。
ここでまた登場する新たな乗り放題。とさでん一日乗車券。遠くに行く予定はなかったので、市内均一区間の方をチョイス。均一区間は1回200円、1日乗車券は500円で乗り放題になるので、3回以上乗るなら、これを買った方が断然お得。
そんな乗り放題の権利を行使し、桟橋方面に。
桟橋車庫前に、高知市立自由民権記念館という、自由民権運動の記念館があるというので行ってみることに。
自由民権運動特化のコンパクトな記念館で、なかなか楽しめた。
専門性の高い記念館や博物館というのは、それだけでオモシロい。
ただ、内容が濃すぎて、恐らく子供は全く楽しめない。子供向けの展示のし方でもないし。
エントランスの喫茶スペースはどうやら土佐マダムたちの社交場らしく、自由民権運動とは無縁そうなマダムたちが楽しそうにお茶をしていたのが印象的。
記念館を出ると流石に空腹が限界だったので、ひろめ市場に。
高知の美味いものを集めた屋台村のようなところ。
まずは餃子。ニラの生産量が栃木を抜いて1位になった高知は、屋台で餃子で一杯という文化があるらしい。
これはチェックしとかないとと、食べてみる。
確かに美味い。小ぶりの餃子がカリッカリに揚げ焼きにされていて、パリパリの食感が楽しい。
確かにニラとにんにくが効いていて、ビールが進みそう。
電車に乗るのに酔っていると不味いので、ビールは諦めた。
流石に、餃子だけだと寂しいのでカツオのたたきに初挑戦!
実は生魚があまり得意ではないのだ。
本場高知は藁でカツオの塊を炙って食べるらしいのだが、ここでは、目の前で鰹を藁焼きしているのが見れる。
それだけで、なんだか美味しそうで、食べられる気がしてしまった。
実際に、食べてみると、凄く美味しい!
やはり、鮮度が違うんだろうな。いくら技術が進んだとはいえ、海のないところで、海の幸を食べるのが間違っているんだ、きっとそうだ。
そんな自虐的な気持ちもスパイスになったのか、ぺろりと平らげてしまった。
小ではなく、中にしておけばよかったと後悔。
そうこうしているうちに、また電車の時間が近づいてきた。
がっかり名所だとは聞いていたが、一応、見ておこうと、はりまや橋を観る。
正直、はりまや橋よりはりまや橋交差点のダイヤモンドクロッシングの方が見る価値があると、心から思った次第。
高知駅に戻り、本日の宿を取ってある松山に向かうため、特急南風に乗り込むのであった。
高知〜松山
この区間、実に4時間ほど電車に揺られる。
一度、香川方面に戻り、おなじみ特急しおかぜに乗らないと松山に行けないのだ。
つまり、逆戻りということ。
正直、寝てた。
多度津で乗り換えなのだが、寝過ごすと高松どころか岡山まで行きかねないので、そこだけは最新の注意を払った。
おかげで、寝過ごすことなく乗り継ぐことができ、無事に松山に入ることができた。
まとめ
やたらと電車に乗っていた1日。
たぶん、1日のほぼ半分くらいを電車に揺られて過ごしてた。
そのせいか、ホテルに入って横になったら腰とお尻がすごく痛かったが……おかげで、四国4県制覇を達成することができた!
それだけでも、腰とお尻を犠牲にしたかいがあるというものだ。
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