松山〜宇和島
この日も朝も早くから電車に乗って移動となります。
特急宇和海3号に乗って一路宇和島へ。
もちろん、現存天守の宇和島城を観に行くため。
駅の目の前なホテルに泊まっていたので、ギリギリまで寝ていたが、眠いものは眠い。電車の中で爆睡。
目をさますと宇和島でした。
8時半頃に到着したので、9時開館の宇和島城天守にのんびりと歩いていくことに。
小雨がパラついていたので、傘をさそうと思ったら、少し歩いたらアーケード。
更にアーケード街。
四国は雨が多いからなんだろうが、アーケードが多い。
雨が降っても大丈夫!
ただ、流石に城跡にはアーケードなんて優しいものはない。
小雨は大雨に代わり、傘をさしていてもグッショリな状態で本丸を目指す。
予定では会館と同時くらいに本丸についているはずだったのだが、足元が不安定で手間取ってしまい、15分遅れくらいで到着。
やはり、城はよい。
天守を観たあとは少し降りたところにある郷土資料館なんかを見学したりして、宇和島駅に戻り、松山へ引き返すのでした。
宇和島〜松山
来た時と同じ、特急宇和海で松山へ。
少し延刻での到着で、伊予鉄への乗り換えがギリギリに。
助かったことに伊予鉄も延刻しており、なんとか乗ることができた。
ほぼ10分刻みくらいで走っているようなので1本遅れた程度なら問題なかったのだが。
とさでんも感動したが、伊予鉄は伊予鉄で感動した。
とさでんは基本的に真っ直ぐにしか走らないのだが(時間帯によっては、はりまや橋で曲がるのだが、大きく曲がるのは路線図を見た限り、そこだけ)伊予鉄はガンガン曲がる。
広大な松山城の周囲をグルリとまわっている関係もあるのだろうが、平然とガンガン曲がる。
ふつうの電車じゃありえないRを当然のごとく曲がる。
路面電車ってオモシロいなぁ。
そんなことを思いつつ、目的な大街道に。
愛媛で1番大きな繁華街かつ、松山城へ登るロープウェイへの最寄りの電停だ。
電停から歩い数分でロープウェイ乗り場に到着。途中で秋山兄弟生誕地と書かれた案内板を見かけてしまったので、帰り道に立ち寄ることにした。
ロープウェイは二の丸近くまでダイレクトに運んでくれる。
大街道へ向かう途中で見えた天守は、とても大きな山の上で、ロープウェイは必要だなと本気で思ったし、ロープウェイへの感謝の気持が高まった。
松山城を見学し、またロープウェイで山を降り、秋山兄弟生誕地へ。
坂の上の雲ですよ!秋山好古と秋山真之ですよ!
松山といえば坂の上の雲。
思っていたのとは違ったが、秋山兄弟縁の地を訪れることができて、とても満足だった。
ホントは坂の上の雲ミュージアムにも行きたかったのだが、松山城が興味深くて時間をかけて回ってしまい、時間がなかったので今回はパスして、大街道から道後温泉へ。
今回の旅の最終目的地である。
道後温泉は降りた瞬間からなかなかの大正レトロ感。
熱海みたいにアーケードな温泉街を抜けると、目の前に道後温泉本館。
改修中と聞いていたが、写真でよく見る入り口はしっかり見れてよかった。
ひとっ風呂浴びて、アーケード街を散策しているとあっという間にリムジンバスに乗る時間に……
旅はあっという間に終わってしまう。
松山〜成田
松山空港へ向かう公共交通機関は、私が利用したリムジンバスか、通常の路線バスかの2択しかない。
そのせいか、リムジンバスは満員御礼。
満員っていうか、終点1つ前の松山駅では乗れない人が10人くらい出ていた。
始発の道後温泉から乗っていてホントによかった。
そんなこんなで松山空港へ到着し、チェックインを無事に済ませたので、ここまで何も食べていなかったので食事をすることに。
何店舗か食事をするところはあったのだが、1番愛媛感が出ていたのが、鯛めしのかどやだったので、鯛めしを頂くことに。
鯛めし、初体験である。
卵を溶いた出汁に鯛の切り身を漬け込み、それをご飯に乗せ、出汁をかけて食べるという、宇和島の漁師めしらしい。
昨日今日と生魚があまり得意ではないのに、生魚をパクパクいただいている。
瀬戸内海パワーだろうか?
鯛の甘みと出汁の旨味が口いっぱいに広がり、卵のまろやかさも堪能できる素晴らしいごはんだった。
漁師めしって、だいたい美味しいから、漁師さんはすごい。
食事の後、お土産を見て回ろうかと思ったが、保安検査場に長蛇の列。
これはヤバいんじゃないか?と思いながら、喫煙所で一服していると、サラリーマン風のおじさまたちが、保安検査場通過に1時間位かかることもあるらしいと話しているのを耳にし、お土産なんて見てる場合じゃねぇ!と保安検査場の列に。
流石に1時間はかからなかったが、ふつうに30分くらい列んだ。
保安検査場って行ったらすぐに手荷物検査してくれるとばかり思っていたのでびっくりした。これが地方空港なのか……
30分で済んだとはいえ、出発ロビーに入ったのは45分前くらい。
出発ロビー内の売店で軽くお土産を買い、一服したりしていたらあっという間に搭乗開始。
飛行機は無事に成田空港へ到着し、3日目の旅は終わるのであった。
まとめ
なかなかハードな3日間だったが、外せないと決めていた城跡はすべて見ることができた。
やはりいくつか犠牲になったものは出てきたが、それを加味しても、満足の行く旅立ったと思う。
1日目とか初っ端からやらかした割に、しっかりリカバリーもできたし。
やはり、事前の調査と計画は大事だなと思い知らされた旅であった。
兎にも角にも、四国4県制覇と四国現存4天守制覇を成し遂げられてホントによかった、感動した。
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