大谷石のワンダーランド
昨日に引き続き、大谷の話。
大谷は大谷観音だけでなく、大谷石に関連するスポットが大量に存在する。
まさに大谷石のワンダーランド。
大谷観音もそうだが、全体的にスケールが大きくて……
なんとなく巨人の国に迷い込んだ気分になる。
そんな進撃の大谷を少しばかり紹介していこうと思う。
(筆者は『進撃の巨人』を読んだことはない)
大谷公園の平和観音
大谷と言ったら平和観音。
大谷観音と平和観音を勘違いしている人も多いという話を小耳に挟んだ。
大谷観音は大谷寺の御本尊、平和観音は大谷公園にある戦没者慰霊で大谷石の観音像だ。
高さは27mで恐らく大谷石で作られた最大の建造物。
現役の建物だと東武宇都宮駅近くの松が峰教会って話を聞くが……
ちなみに、群馬県高崎市にある高崎白衣観音は41.8m、茨城県牛久市にある牛久大仏は120mと、北関東3県の巨大仏像の中では一番小さい。
ただ、高崎白衣観音は鉄筋コンクリートだし、牛久大仏はブロンズ像と、大谷石を手彫りした平和観音とはやはり少し性格が違う気がしなくもない。
平和観音は横に階段があり、それを登ると顔の横くらいまで行くことができる。
観音様の横顔と大谷の風景を一望することができるので、なかなかのビュースポットである。
平和観音がある大谷公園は、平和観音以外にもいろいろと大谷石のオブジェがいろいろとある。
大谷石といえばカエルの置物なわけだが、その超巨大版があったり。
パックリ真ん中だけ切り抜かれた巨大な大谷石があったり。
なんだか、全体的にスケールがデカい。
大谷資料館
映画好きだと、耳にしたことがある人もいるかも知れない。
栃木県内屈指のロケスポットである大谷資料館。
大谷石の採掘場跡で、巨大な地下空間が広がっている。
全体的に角張った巨大な石の通路は、行ったことはないがギザの大ピラミッドの大回廊ってこんな感じなのかな?と思ったり。
実際の大回廊は人がひとり通れる程度の幅しかないはずだから、こんな大規模ではないが……
この壁も、何気なくついている彫り跡が手彫り跡だったり、機械彫り跡だったりと、時代や技術の進展を垣間見えたりする。
数ヶ所に外気と明かりを取るために外と繋がっている部分もあり、そこが幻想的な雰囲気を醸し出していてかなりイイ場所だった。
ただ、外光が入り込む場所なので、カメラで撮影すると映り込みが入ってしまったりする。
まぁ、小学生くらいの子供に見せると心霊写真だと盛り上がってくれるから、それはそれでオモシロいかもしれない。
それ以外にもなんだか現代アートな風景があったり、結婚式ができる祭壇的なところがあったり、牙狼の撮影で使われた大谷石の舞台が残っていたりと、地下空間をフル活用していて、なかなか飽きさせない空間になっていた。
資料館というより、地下空間テーマパークな場所であった。
あとがきのようなもの
2回にわたりお送りしてきました、新春大谷特集。
宇都宮という栃木の大都会の中にありながら、自然を大いに感じることができる空間が広がっている。
東北道鹿沼ICからだいたい15分程度でいける良アクセスなのも高評価な点である。
ホントに宇都宮ICって日光宇都宮道路にアクセスする以外、何に利用するんだ?
ほぼほぼ真宇都宮ICな鹿沼ICである。
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