【映画】のぼうの城

映画
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2021年映画初め

2021年、映画初めに『のぼうの城』を観た。

何か映画が観たいなと、Amazon Prime Videoをフラフラっと観ていたら、目に入ったのだ。

映画は好きだが、仕事がある日はなかなか1時間半から2時間の時間を作るのが難しく、観れていなかった。

やっとこさ、映画初めにこぎつけられ、大変よろこばしく思う今日の日。

のぼうの城概要

2012年の映画。

監督は犬童一心と樋口真嗣。

主演は野村萬斎。

原作は和田竜の『のぼうの城』(小学館)

豊臣の小田原征伐のひとつで、忍城の成田家と石田三成率いる豊臣方の戦いである忍城攻めがテーマになった作品だ。

忍城攻めと言えば、日本三大水攻めのひとつで有名だったりする。

なので、この映画も水攻めのシーンがあるのだが、これが東日本大震災での津波を連想させてしまうかもしれないと問題?になり2011年公開の予定だったのが、2012年公開になったりしている。

2011年は津波や揺れが入る作品が結構自粛やカットが入ったりしたな……プリキュアオールスターズ3も上映時にカットが入ったりしていたし。

今時分だと、ウィルステロとかパンデミック絡みの映画が規制されるのかな?ラングドンシリーズのインフェルノとか、感染列島とか、規制されるんじゃないか?あまりメジャーな作品があるモノではないけど……だいたいB級ホラーとかですしね。

で、のぼうの城。

日本三大水攻めのひとつである戦いではあるが、如何せん、そこまで大きな戦いではないため多くの記録は残っていないようで、史実とどれだけ整合性が取れているかはわからないっぽい。

石田三成が利根川と荒川を利用して水攻めを行ったが失敗した、というのは間違いないようだが……

のぼうの城感想

のぼうの城は北関東平野部に生きている人間としては、大変身近な場所が舞台の映画だ。

忍城があるのは埼玉県行田市、今も城跡に行田市郷土博物館と御三階櫓が設置されていたりする。

まぁ、忍城鳥瞰図という文献を元に鉄筋コンクリートで再現した上に、位置的にはまったく違うらしいが。

続日本100名城にも選定されているので、ぜひ、足を運んでみるとよいかもしれない。

足袋にも詳しくなれる。

そんな身近な場所が舞台の作品なので、やはり感慨もひとしおである。

忍城攻めというマイナーなテーマの歴史モノだが、ひとつの作品としてしっかり完成している。

戦国時代の関東は永享の乱とか享徳の乱とか長享の乱とか後北条氏の台頭とか、大荒れに荒れてて収拾がつかない状態になっててオモシロいけど、作品にするにはまとまりがつかない。

だいたい歴史モノで戦国時代の関東が出てくるのは、小田原征伐か名胡桃城事件か……

そんな関東の話ってだけでも、そうとうに価値がある1本だと思う。

基本、日本の歴史は西日本を中心に動いているんだよなぁ、関東なんて江戸時代になってからのわずかな時間しか中心でないのだ。

あと、のぼうの城のイイところは甲斐姫。

鎧を身に着け、薙刀で戦ったという甲斐姫。

木曽義仲の妾である巴御前や真田信之の妻である小松姫、立花誾千代なんかと同じで鎧を着た女性は素敵だ。

単純にカッコイイ。

甲斐姫は結局は歴史の流れに飲み込まれてしまうが、それでも、強いなと思う。

御当地フィギュアはないんですかね、甲斐姫の。

あとがきのようなもの

あれ?気がついたらあんまり映画の話してなくないか?

結局、歴史の話がメインになってしまった気がしなくもない。

まぁ、歴史映画だからな、仕方ない!

近いうちに、また聖地巡礼でもしてくるかな……

あと野村萬斎は凄い、さすがはシン・ゴジラの中の人だ。

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