ラーメン二郎不毛地帯
県知事肝煎りのラーメン二郎誘致の結果、関東唯一の二郎不毛地帯であった群馬県にラーメン二郎がやってきた。
県知事肝煎りは風のうわさなので、信じる感じないかはあなた次第。
少なくとも、群馬に二郎がやってくることをどこよりも早く報じたのは県知事だったのは間違いない。
あの茨城にすらある二郎が、群馬にないのは昔から不思議でならなかった。
そのせいか二郎系の店は栃木街道店があるお隣の栃木県と比較しても多いような気はしていた。
高崎の大者とか前橋のつの旨、他にもフタツメなんて二郎系の有名店がある。
大勝軒の流れを組む群馬の一大ラーメンチェーン景勝軒も、二郎系に特化した碧の豚二郎とか日本一豚馬鹿とか獅子王なんて店舗を経営したりもしているくらいだ。
群馬県民は二郎に飢えて飢えて仕方なかった。
ラーメン二郎前橋千代田町店
ラーメン二郎前橋千代田町店は、前橋の中心部といえば中心部なところにある。
スズラン百貨店のすぐ近く、オリオン通りとかいう寂れたアーケード街の中にある。
二郎の真裏くらいにあるスズラン百貨店の提携駐車場に車を停めたのだが、車を降りた瞬間から二郎臭がぷーんと漂ってきて、食欲をそそる。
平日の13時過ぎだったからか、外の待機列は形成されていなかった。
が、店内の待機列は埋まっていた。
メニューは小ラーメンと小豚ラーメン、大ラーメンと大豚ラーメンの4種類。
トッピング系はまったくなし。
三田本店くらいシンプルなメニュー構成。
座席はカウンター席が十数席、ひとりあたりのスペースが広めなのは郊外店舗らしくてよい。
テーブルの上には割り箸とレンゲ、GABANの黒胡椒、唐辛子はない。
全体的に質素でシンプル、郊外店な割に玄人向けだなぁ、という気持ちになる店の作り。
攻める上州。
小ラーメンニンニクマシアブラカラメ
ニンニク入れますか?の問いかけに、コールと言うなの魔法の呪文を唱えると、ゴトリと差し出される全体的に茶色い食べ物。
それが、二郎。
ラーメンだけどラーメンというより、二郎。
今回は小ラーメンニンニクマシアブラカラメ。最近、ヤサイをマスとキツいことが多いので、控え目に控え目に。
価格は700円也。
麺は硬めでモグモグしながら食べるととてもよい歯応えあり、量的には直系からしたら少な目な部類だと感じた。
豚はギュッと凝縮した硬めで肉肉しい豚のブロック、味がかなり濃い目。
ヤサイは標準だと少な目、麺も少な目だから初心者には優しい量かな?
スープは非乳化でカラメにしてちょっと濃い目な程度、醤油の香りと豚の旨味と脂の甘味が口に広がる二郎らしい二郎。
全体的に質素、店の作り同様にシンプル。
悪く言うと特徴がない気がする。
だとしても、近くに二郎ができたのはとても嬉しい。
まとめ
休日出勤開けに食べる二郎は心に染みる。
あの味と香りが私を包み込む。
上州の地にようこそ二郎。
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