候補は6つ、されど日本三大うどん

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日本人は“三大”がお好き

日本人はやたらと“三大○○”みたいなくくり方がお好きだ。

wikipediaに日本三大一覧って項目が作られてしまうくらいには、三大○○って多い。

そんな中に、日本三大うどんというものがある。

香川の讃岐うどん、秋田の稲庭うどん、群馬の水沢うどん。

だと思っていたのに、実はそうではなかったという驚愕の事実に、気がついてしまった……

三大うどんなのに、候補が6つもあるだなんて。

エントリーNo.1 稲庭うどん

言わずとしれた秋田が生んだ御用うどん。

うどんはコシを出すために、足踏みをするという工程が入るのがふつうなのだが、稲庭うどんには、この足踏みがない。

なので、天皇陛下に献上するのにもふさわしいということで、御用うどんとなっているとのこと。

作り方的にも、棒に両端を引っ掛けて伸ばしていく手綯(てない)という手法は、そうめんやひやむぎのそれ。

食感も口の中で暴れるコシみたいな方向性ではなく、のどごし重視なしゃなりしゃなりとした雰囲気。

嫌いじゃないが、うどんかこれ?感はいなめない。

大抵の場合、三大うどんに入りこむ。

エントリーNo.2 讃岐うどん

香川はうどん県。

そんな香川の讃岐うどん。

モッチモチの麺が口の中で暴れまくるやんちゃなうどん。

太目の麺が出汁と絡んで口に入るまでにも暴れまくる。

讃岐でカレーうどんとか、テロ行為でしょ。

セルフ式で安いうどんのスタイルは今や全国区となっているが、本場で食べる本物の讃岐うどんは、やはりわけが違った。

本場でこそ味わえる物もある。

釜玉とか釜揚げとか食べ方も豊富でオモシロい。

ただ、うどんばかり食べているせいか、香川の糖尿病罹患率は日本一らしいから、気をつけてほしい限り。

だいたい、讃岐うどんも三大うどんといったら絶対に入り込む。

エントリーNo.3 水上うどん

上州名物水上うどん。

群馬県は渋川市の水沢周辺で愛されるうどん。

水澤観音というお寺があったり、伊香保温泉の近くだったりと、観光資源に恵まれた土地のご当地うどん。

艶のある太目な麺のうどんをざるうどんでいただくスタイルが王道。

もちろん相棒は舞茸の天ぷら。

群馬は舞茸の人工栽培に初めて成功した地だとかで、舞茸推しの県。

群馬県内は水沢うどん以外にもご当地うどんがある都市が複数あるくらいのうどん好きな県。

群馬自体の知名度低いから、それらのご当地うどんとマイナーだけど。

一応、三大うどんにはだいたい入ってはいるけど、押し負けてしまうこともしばしば。

五大うどんまでいけば必ずランクインできる実力はある。

エントリーNo.4 氷見うどん

富山県氷見市のうどん。

氷見といったら寒ブリじゃないのかい?

お隣の石川県輪島のそうめんの技術が流れ込み、始まったのうどんらしい。

そうめん作りがルーツなだけあって、作り方は稲庭うどんと同じで、手延式。

細長い糸のような仕上がりになるんだそうな。

正直、見たことも食べたこともないので、なんとも言えない。

水沢うどんと三大うどん、最後のひと席を争うのはだいたい氷見うどんらしい。

エントリーNo.5 五島うどん

長崎県は五島列島のご当地うどん。

平安時代に遣唐使がもたらしたうどん作りの製法がルーツという、なんだか歴史のあるうどん。

五島うどんも伸ばしていく作り方らしい。

椿油を塗りながら棒状にした生地を箸でびよーんと伸ばしていくんだとか。

そうめんじゃん、油を塗って伸ばすとか、そうめんじゃん……

というか、五島そうめんも有名ですよね?やはり、そうめんじゃないですか!!

三大うどんというと、箸にも棒にもみたいなところらしいが、五大うどんといったら、入り込めるくらいの戦闘力があるらしい。

エントリーNo.6 きしめん

名古屋名物きしめん。

いや、あなた、うどんなの?

きしめんはきしめんですよね?

それなら、群馬のひもかわうどんも許されるよね?

よくわからんけど、三大うどんの候補に入ってた。

ふしぎ。

きしめんは美味しいけどね。

でも、うどんって感じはしない。

細さはルールがあるけど太さはルールがないので、きしめんもうどんっちゃうどんらしい。

でも、ふしぎ。

まとめ

取り敢えず、私のイメージする三大うどんは北関東フィルターがかかっているからではなさそうだなということは理解できた。

案外、伊勢うどんとかは入り込んでこないようで、おろ?と思ったりもした。

きしめんよりも伊勢うどんじゃね?

うどんの世界は奥が深い。

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