松山城
松山城は愛媛県松山市にある城跡だ。
連郭式の平山城なのだが、他の平山城にくらべると本丸の標高が高すぎる。
それはもう、ロープウェイやらリフトやらを利用しないと、いけないくらいに標高が高い。
松山市の中心部にそびえる勝山の山頂に本丸はあり、南西麓に二の丸と三の丸が連なる連郭式を採用している。
濠は三の丸に当たる堀之内を囲むようにあり、今は県庁やら官庁街になっているようだ。
堀之内から二の丸、本丸へ登る道は、距離はあるがハイキング気分でどうやら登れるようです。
時間がないので、本丸の東側の崖を這い上がるリフトを利用させてもらった。
一応、東雲口登城道という東側からの道があるらしいが、それも結局、二の丸方面へ降ってリフト乗り場付近、本丸手前に出るという道らしい。
連郭式も梯郭式と同じで、本丸が一定方向から丸裸になる作りなので、天守は断崖絶壁だとか海だとか天然の要害に丸裸な面を守られる場所にしか採用できない。
松山城は、断崖絶壁に守られている。
本丸と天守
松山城の本丸はとても広い。
南北に伸びる細長い土地は本丸広場という公園になっているくらいだ。
天守はそんな本丸の一番北端に一段高く設置されている。
高い石垣の上には、いくつもの門と櫓が所狭しと建ちならんでいて、物々しさを感じる。
開放的な本丸広場と威圧的な天守部分のギャップがすごい。
松山城の天守は連立式という最強の天守の方式を採用している。
他だと兵庫県姫路市の姫路城なんかが連立式。
天守と櫓を多門櫓で繋ぎ、全方位から攻撃ができ、全方位から守備ができるという仕組みになっている。
中庭のようになっている空間に入ったら最後、全方位からの発泡にさらされ、ゲームオーバーだ。
こんな城、落とせっこないよ!
侵入者絶対に殺すマンな城だ。
そんな、完璧な天守にも弱点がある。
写真に撮りづらいのだ……
圧縮陳列気味に建物が連なっているので、どうしても距離が取れない。
距離は取れないが、建物は大きい。
なので、全景を撮りづらい。
そんな弱点があります。
弱点なのか?これ?
とにかく、松山城の威圧感は、その場に行かないと体感できない。
そういうお話です。
関連写真
まとめ
四国城巡りの旅、最後に訪れた城が松山城なのだが、最後の最後に強烈なのが来た感が強かった。
見るところが多過ぎて、1日中いてもきっと飽きない。
本丸と天守を堪能しすぎて、二之丸史跡庭園と坂の上の雲ミュージアムをパスせざるをえなくなるくらい。
こんどは、もっと時間をたっぷり用意して、松山城を訪れたいものだ。
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