四国フリーきっぷ
出発前にも記事を上げたが、今回の四国旅行は、JR四国の四国フリーきっぷを使って移動をした。
四国フリーきっぷは3日間、JR四国管内の列車すべてに乗ることができ、乗り降りも自由という乗車券だ。
特急も自由席なら乗り放題という、もはや魔法の切符。
指定席も指定席料金を払えば乗ることが可能。
平日だったからか、一度も混雑してて誰かと相席、みたいな状況にはならなかったので、指定席は利用しなかったが……
JR四国管内の鉄道以外にも、JR四国バスの路線バス路線(高速バスはNG)と土佐くろしお鉄道の普通列車に乗車することが可能だそうだ。
こちらの特典も今回の旅行では活用することがなかったが……
あと、レンタカーが格安で利用できる、駅レンタカー特割プランという特典もついているそうだ。
それなら最初からレンタカーを借りればよくないか??
四国フリーきっぷを購入する方法
四国フリーきっぷは、主要駅には大抵ある、みどりの窓口で購入することが可能だ。
私は、旅の出発地になった松山駅のみどりの窓口で購入した。
窓口で「四国フリーきっぷ1枚」と伝えると、利用開始日を聞かれるので「今日からで」と答えると、MARS端末をポチポチして、準備してくれる。
価格は16,440円
現金とクレジットカードは対応しているが、それ以外の支払い方法はおそらく使用できない。
利用開始日の1週間以上前であれば、JR四国ツアーのwebサイトからも申し込みが可能だそうだ。
切符を簡易書留で郵送してくれるみたい。
座席に限りがある切符ではないので、おとなしく現地で買う方が間違いがないような気もする。
家に忘れたりしたら悲惨以外の何物でもないもの。
飛行機にしろ、高速バスしろ、だいたい最寄りの駅にはみどりの窓口はあるもの。
ルイーダの酒場で旅の仲間を募集するような気持ちになれるので、やはり現地購入がオススメ。
四国一周するのなら、オススメの移動手段
詳細な数字は前の記事をご参照していただくとして。
実際に四国フリーきっぷで四国一周をしてみて、とてもお得な乗車券だと再認識した。
基本、移動は特急で行うことになるのだが、本数はそこそこある。
実際、学生さんとかサラリーマンが定期券と特急券で利用しているところをちょくちょくみたりしたので、ふつうに生活の脚として利用されているようだし。
数駅程度の移動で特急を待つより早くつけるか、特急の止まらない駅を利用するかでもなければ、まずまず旅行客は普通列車を利用することはないだろう。
観光で利用するような駅はたいてい特急停まるしね。
特に、四国フリーきっぷのスゴさが際立ったのが、今治を寝過ごして通過してしまった時だ。
起きた時には2つ目の目的地である丸亀まで行ってしまった方がはやいくらいになっていたので、そのまま丸亀に向かい、その後、今治に引き返して予定をこなすという一幕があった。
これが四国フリーきっぷでなかったら、今治か丸亀のどちらかを確実にパスせざるをえなかっただろう。
進むにせよ戻るにせよ、それなりの時間と金額がかかるのだもの。
- 松山〜丸亀 5,430円
- 丸亀〜今治 3,990円
- 今治〜高松 4,660円
合計で14,080円だ。四国フリーきっぷが買えてしまうくらいの料金になってしまう。
これが四国フリーきっぷなら、時間の消費だけで解決できてしまうのだ。
強い味方過ぎる。
挙句の果てには、高松から徳島まで、徳島ラーメンを食べるためだけに特急に乗るという暴挙に出たりして、ホントにフル活用させてもらった。
初期の想定よりも、利用した本数は増えたので、下手をしたら四国フリーきっぷ2枚買えるくらいの移動をしたかもしれない。
スムーズに四国一周するなら、松山発高知着
今回、四国を鉄道で一周してみて分かったこととしては、松山高知間の移動手段がホントになさ過ぎるということ。
高速バスしか直通がない。
それを踏まえると、松山発高松徳島経由高知着というルート、もしくはその反対というのがスムーズに鉄道移動ができ、かつ3日間を有効活用できる気がしてならなかった。
今回の旅行は、松山発着ありきで予定を組まざるを得なかったので、愛媛〜香川〜徳島〜香川〜高知〜香川〜愛媛と複雑なルートになってしまったが、今度は四国への発着も考えて計画をしたいものです。
やはり初めてはなにごとも上手く行かないものですな。
まとめ
地図を見るとそんなに広くないような気もするが、実際はめちゃくちゃ広い四国。
舐めてかかっていた割には四国フリーきっぷのおかげで、抑え込むことができた気がする。
これが高速バスしばりとかしてたら、悲惨なことになっていただろうな……恐ろしや。
旅は計画が9割、改めて痛感させられる思いであった。
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