バットマンシリーズはバットマンよりヴィランの方が魅力的

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そうだバットマン、観よう

男の子は結局のところ、ヒーロー物が好きだのです。

仮面ライダーやスーパー戦隊にウルトラマン。メタルヒーローなんてのもいるね。

男の子はヒーローを夢見てヒーローになりたくて、なれない。そんな甘くて苦いマーマレードみたいな人生を歩むのです。

アメリカの男の子もそういうものなのだろう。

彼らの場合はDCコミックスとMARVELコミックスのヒーローになるわけだ。パワーレンジャーもいるが、彼らはベースは日本のスーパー戦隊なのでまた一味違うだろう。

そんなわけで、童心に帰るつもりで、バットマンなんて観てみた。

バッドマンを観るならNetflixがオススメだ、一番種類がある。それでも完全に観られるわけではないのだが。

取り敢えず、ダークナイトトリロジーはすべて揃ってる。

なんでバットマン・リターンズがないのかと問いたい。映画シリーズだと唯一のペンギンが登場する作品だというのに。

ここまで、男の子はヒーローが好きだという体で記事を書いてるけど、すまん、それは嘘だ。

中の人はヒーローよりもヒーローと戦う悪役がお好きなのだ!

そんなわけで、DCコミック史上最高のヴィランであるジョーカーがカッコイイ映画をご紹介していこうと思う。

ちなみに、バットマンのせいで狂ったジョーカーが好きなので、最新作のジョーカーはまだ観てない、そのうち観たい。

ジョーカー様はCRAZYだぜ!オススメのジョーカー様作品

バットマン

1989年公開のバットマン。監督はナイトメアビフォアクリスマスで有名なティム・バートン。記念すべき映画第一作目。

バットマンから逃れる最中に薬品の中に落ちてしまい、緑の髪、赤い唇、白い肌になり、表情筋がおかしくなりいつでも笑みを絶やさない顔になってしまう……という、ジョーカーらしいジョーカーな出で立ち。

“気がふれた身体能力的にはふつうのヤバい悪党 vs どこか心が病んでる身体能力的にはふつうの正義”っていうバットマンの基本構造がわかりやすく描かれてると思う。さすが、ティム・バートンだ。

まぁ、のちのちお約束超常的な能力がある的も出てくるんだけど、バットマンってそこまでヤバい能力者が出てくるわけじゃないってイメージはある。ポイズン・アイビーとかミスター・フリーズは異能力者だな。

シャイニングのジャックを演じたジャック・ニコルソンが演じるジョーカーは最高にトチ狂っていて最高にイかしてる。ただ、日本語吹き替え版だと、デーモン閣下が声をあてているのだが、少し棒気味でそこが残念でもあり味でもあるといったところ。

あと唯一死ぬジョーカーだったりする。バッツさんは人殺さない主義だからなぁ、ここまでこだわるのは緋村剣心かキラ・ヤマトかバットマンくらいだよ。

総評:基本のジョーカー

ダークナイト

もうこれ、バットマンというかジョーカーが主役じゃね?ってくらいジョーカーが大活躍する映画。

際立ってCRAZYなジョーカー。サイコパスの中のサイコパスでてこいや!って感じのサイコパス。おさんぽ感覚で人を殺す、息をするのと同じくらいあたり前に悪事を働く、そんなヤバいやつ。

登場した時点ですでにアタオカピエロで笑ってる口元は本編で酔っぱらいの親父にナイフで切り裂かれたからとかショックで笑えなくなった奥さんを笑わせるために切り裂いたとか言ってることが変わってるからよくわからない。ちなみに白い肌はメイクなジョーカー。

演じたヒース・レジャーはダークナイトが遺作となってしまった。こんな怪演していたのだから、これからが楽しみだったところ亡くなってしまった。残念極まりない。

そしてダークナイトのジョーカーの一番の評価点はやはり日本語吹き替え版!あの藤原啓治が声をあてているのだ!今年、藤原啓治さんが亡くなった時に、野原ひろしもそうだが、何より先に思い浮かんだキャラがダークナイトのジョーカーだった。それくらいインパクトのある演技だった、ヒース・レジャーに負けない怪演っぷり!ひろしのイメージがひっくり変えるから、ホント、一度は観て欲しい聞いて欲しい。

総評:最凶のジョーカー

あとダークナイトはトゥーフェイスもちょこっとだけ出てくる、ほぼほぼヴィランになる前のハーヴィー・デントとしてだけど。トゥーフェイスのただれた方のただれっぷりが半端ない、フォーエバーのトゥーフェイスが可愛く見える。

スーサイド・スクワッド

ちょっと変わり種のジョーカー。というか本編ではバットマンと戦ってないし。

DCEU(DUエクステンデットユニバース)のジョーカー。ジャスティス・リーグの世界線のジョーカー。

囚われの身な恋人のハーレイ・クインがヒョンなことからスーサイド・スクワッドとかいうやんちゃなヴィラン勢揃いな部隊に強制参加させられていて、そこから救い出そうとやってくるジョーカー。

これまでのジョーカーとだいぶ見た目が違う。白い肌、緑の髪は基本に忠実だが、口が違う。裂けてないし笑ってもいない。笑ってる口が手の甲に入れ墨で掘られてて、それを口元に当てて笑っているように見せるというスタイル。

斬新過ぎて、何事かと思ったくらいだ。

そういえばこれまでの映画シリーズってハーレイ・クイーン出てなかったな。アーカム・アサイラムで精神科医してたのが運の尽き、ジョーカーに惚れちゃってさぁ大変という清く正しいハーレイ・クインとイチャコラするジョーカーが実写映画で観られるのは今のところスーサイド・スクワットだけ!

ホント、斬新なジョーカーだな。

全体的にビジュアル系な雰囲気、日本語吹き替えが子安武人だからなおさらイケメン感が出てる。日本語吹き替えってホント、声優さんが大事だよなって思う。イメージがだいぶ変わるもの。

総評:ビジュアル系なジョーカー

ニンジャバットマン

実写じゃないよ、アニメだよ。

タイムスリップしたバットマン御一行が戦国時代の日本で大暴れっていう、ヤバい内容。

尾張国をジョーカー(織田信長)とハーレイ(森蘭丸)が、甲斐国をペンギン(武田信玄)が、越後国をポイズン・アイビー(上杉謙信)が、陸奥国をデッドショット(伊達政宗)が、近江国をトゥーフェイス(明智光秀)が支配してる。

日本人が制作してるバットマンだけある、上杉謙信女説があるから、越後国はポイズン・アイビーなんだな、きっと。

全体的に動き回るジョーカー。アニメだけあって、やたらと動く、てかジョーカーって頭を使ってバットマンを追い詰める知的なヴィランだろ、刀で切り合うのとかどうなの?って思わなくもない。

だが仕方ない、ここはアニメの世界線なのだから。あと日本史がだいぶツッコミどころ満載なのも、ジョーカーがタイムパラドクスとかガン無視してアレコレしたのが原因ってことでオールOKですよね。

取り敢えず、作品としては大変オモシロかった。

声優は高木渉。コミカルながらもしっかり悪役な声ですね。たいへんよかった。スーサイド・スクワッドでイケメンなジョーカーやってた子安は何の因果かゴリラに転生してた。

総評:めっちゃ動くジョーカー

あとがきのようなもの

ホントはDCAUのバットマンシリーズが観たいのです。青野武さんのジョーカーがが実は一番印象に残っているジョーカーの声なのです。

なんとか観れる方法はなのだろうか……円盤すら出てなさそうだからなぁ、難しそうだ。

アニメの吹き替えだから、ホント、特徴があるアドリブっぽい喋り方が多くて、オモシロいんだよなぁ。

いつかはまた観たい、そんなジョーカーのお話。

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