温泉を求めて赤城無料温泉スタンドに行ってみた!

旅行
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温泉がダメなら温泉を取りに行こう

三密はダメだ、だから温泉に入りにいけない。なにより裸のおじさんから菌をもらうって語感がよろしくないのも大きい。

しかし、身体と魂は温泉を求めている!

なので、温泉を手に入れ自宅で満喫することにした。

何を言っているのかわからない方もいるかもしれないが、ここは群馬県、温泉王国。温泉スタンドというガソリンの代わりに温泉が出てくるスタンドがあるのだ。

そんなこんなで、今回出向いたところは……

赤城無料温泉スタンド

国道122号を外れた赤城の裾、黒保根に位置する山深い場所にある温泉スタンド。うん、風情がある。

わたらせ渓谷鐵道の水沼駅に隣接する水沼駅温泉センターせせらぎの湯で使われている猿川温泉の源泉を直接汲み取れるのだそうな。大変興味深い。

そんなわけで、街乗りな軽自動車でぶいんぶいんしてきた。山を舐めているといわれたら、素直に謝罪しようと思う。

赤城無料温泉スタンドを目指して

Google Mapで見つけて、行ってみようということになったので、一応下調べをしてみたのだが……残念なことにほぼほぼ情報がない。さすが、山の中。

行き方を含めて全体的な情報が書いてある記事が1つくらいしか見つけられなかった。

その記事によると、かなり険しい山道らしいので、少しばかり緊張感が湧いてきた。湧いてはきたが、山裾の育ちとしては山は友達怖くないよ!って気持ちもあった。

悩んでいても仕方ないので、冷泉だっていうことなので家にあったペットボトルを車に積み込み、いざ赤城無料温泉スタンドへ!

走りなれた国道122号を日光方面へひた走り、道の駅くろほね・やまびこを通り越して少しいった交差点を沼田方面に。用を済ませたいなら道の駅で済ましておかないと地獄を見るから、気をつけて。

開けた山里の道を少しばかり走り、目印としてはコンビニっぽいスーパーっぽい個人商店を左折。交差点等を無視してまっすぐ走ると、雰囲気が変わってくる。竹が多い雑木林の中へ突入して行くのだ。

そしてなくなる、舗装。

結構な砂利道なので、4WDじゃないと少しでも速度を出したらタイヤが滑ること間違いなしなので、ここからは慎重に走ることをオススメする。なんてったって、左側はガードレールも何もないガケなのだから……

あと倒木とかもあって、なかなかワイルドな雰囲気で冒険感を味わえる。途中、いきなり舗装された区間も現れるが、ほぼほぼ砂利道なので油断してはいけない、なぜならばこれは冒険なのだから。

そんな川沿いの砂利道を走っていると、いきなり現れる、赤城無料温泉スタンドという名の蛇口。

看板?そんなのはない、あるのは錆びついた落石注意の看板くらいだ。

さっそく温泉を汲み取ろうと蛇口をひねると、最近は誰も使っていなかったらしく錆びついていた。少し蛇口を開いたまま放置したら、透明感のある温泉水に変わったのでよかった。

サビが抜けるまで、周辺を少し散策してみたが、なかなか凄い。

どうやらこの温泉スタンドは国有林手前、民間人が入りこむこと許される最後の場所らしい。立ち入り禁止の看板があった。

すぐそばには小川が流れていて、大自然を感じられる。

川の名前はGoogle Mapにも書いてないが、この川が猿川なのだろうか?

そんなこんなで、約8l分の温泉を確保して温泉スタンドを後にするのでした。

自宅で温泉、イイ湯だな

その後、少しばかりドライブを楽しみ、家路に。

ふつうにお風呂を沸かし、少しお湯を減らし、そこにくんできた温泉水を投入。

たかだか8l程度だと変化が少なかった。ただ、ほのかに感じる温泉の香り……

頭からかぶってみると、更に感じる温泉の香り……

ああ、イイ、温泉イイ。

思わず1時間くらい入ってしまった。

ちなみに、泉質なんですが……泉質表示は現地にはまったくない。まったくないが、同じ猿川温泉を利用している水沼駅温泉センターには掲示されているようなので、そちらから。

ナトリウム・カリウム-塩化物・炭酸水素塩冷泉鉱泉

ph値は6.05と中性よりの弱酸性だそうな。

塩化物泉は湯冷めしにくい温まりの湯かつ殺菌効果で傷に効く傷の湯、炭酸水素塩泉は美肌の湯。

とてもイイ温泉だったので、今度はもっと多くくんできたいものだ。

あとがきのようなもの

下調べした時に結構ヤバい道って感じで書いてあったが、個人的には「うんまぁこんな道はよくあるよね」って感じだった。

すべての道が舗装されているっていう幻想は山の中では捨て去るべきだ。舗装されている山道は甘え。

そんなこんなで完全に三密とは無縁の楽しいドライブをすることができた。その上に、温泉も満喫することができた。

イイ休みを過ごせることができたなって大満足!

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